観察会以前に雨もあり当日は快晴で観察会には絶好の条件でしたが、参加人数と見られたきのこの種はいまひとつという状況でした。きのこの発生量は少なくなかったものの、同じ種が園内いたるところで見られ、なかでカワリハツは多様な色や表面状態のものを観察することができました。また、これまでの観察会ではあまり見られなかったハイイロカレエダタケ、オトヒメアンズタケなどが園内いたるところに発生していました。
　同定会は集合場所近くの東屋で実施し、提出されたきのこの種数と参加人数が少なかったこともあり、涼しく快適な環境でゆっくり意見交換ができました。

ハイイロカレエダタケ：形状は分岐した枝が短いなどカレエダタケに似るが、色が淡灰色で透明　感がない。
オトヒメアンズタケ：形状は幼時丸山形から開いて漏斗状になり、ヒダが互いに連絡するなどアンズタケに似　るが、傘の色が淡赤紫色でヒダは淡橙色、アンズタケのような柑橘類様のにおいはない。　

　　　　　
　　　　ﾅﾗﾀｹﾓﾄﾞｷ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ﾍﾋﾞｷﾉｺﾓﾄﾞｷ

　　　　　
　　　　ｶﾜﾘﾊﾂ-1　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｶﾜﾘﾊﾂ-2　　　
　
　 　　
　　ｵﾄﾋﾒｱﾝｽﾞﾀｹ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊｲｲﾛｶﾚｴﾀﾞﾀｹ